よくわかる!石油ストーブの仕組みとは?

私たちの周りには数多くの暖房器具があります。そんな暖房器具の中でも昔から多くの人に利用されている暖房器具として石油ストーブがあげられます。石油ストーブは、灯油を燃料として用いて部屋を暖める器具ということはほとんどの方が理解していると思います。では、石油ストーブはどのような構造でお部屋を暖めてくれているか知っていますか?石油ストーブの構造や仕組みについての詳しいことはよくわからないという方も多いのではないでしょうか。そこで、ここでは「石油ストーブ」の仕組みや燃焼方式について解説していきます。
よくわかる!石油ストーブの仕組みとは?

石油ストーブのおおまかな仕組みについて



一般家庭や学校など、昔から馴染みのある暖房器具として有名な「石油ストーブ」ですが、その仕組みは意外とよくわからなかったりしますよね。まずはどのような暖房器具であるのかについて概要をみていくことにします。
石油ストーブは燃料となる灯油を気化させて発生した気化ガスを燃焼させて、その熱エネルギーを利用することで加熱し部屋を暖める暖房器具のことをさします。このことからもわかるように、燃料に使われているのはあくまでも「灯油」であり、「石油」ではありません。しかし、「灯油ストーブ」といわれることはなく、「石油ストーブ」と呼ばれることがほとんどです。これは「灯油」がどのように作られているかに由来すると考えられます。「灯油」は、「石油」に含まれる成分の一つであるケロシンを日用品向けの燃料として利用するために蒸留させて作られた製品です。したがって、「灯油」は「石油」からしか分離させることができないため、「石油ストーブ」という呼称が一般的に定着しているようです。また、ストーブの上にやかんや鍋を載せてお湯を沸かしたりお料理を煮込んだりすることができるのも、ほかの暖房器具と差別化する大きな特徴のひとつです。お部屋の真ん中でストーブの上でお湯を沸かすとお部屋に蒸気が立ちこもるので乾燥しがちな冬のお部屋にうるおいを与えることができるので、一石二鳥な嬉しいポイントですね。

石油ストーブの構造は大きく分けて3つに分類される



石油ストーブの仕組み・構造は大きく3つに分かれます。ここでは、3つの構造それぞれについて、どのような特徴があるのかとメリット・デメリットを見ていくことにしましょう。
まず1つめは「加圧式」と呼ばれるものです。加圧式は、主にカセットガスで加圧(ポンピング)を行うことで燃料タンク内に圧力をかけ、気化させた灯油をバーナーで燃焼させる方式をさします。コンパクトストーブといわれるストーブでこの方式は多く用いられており、レジャーや屋外で使う持ち運びタイプのストーブで使われています。加圧式は取扱いが簡単である点にメリットがありますが、カセットガスを使用するため、低温状態の部屋で使い続けると気化不良が起きやすいというデメリットもあります。
2つ目は「ポット式」と呼ばれるものです。ポット式は受け皿の底部(いわゆるポットと呼ばれる箇所)に灯油を流し込んで、電熱線を用いて着火する方式の石油ストーブをさします。最大の特徴は煙突がついている点です。ポット式は灯油以外の燃料で使用することも比較的容易なタイプで、稀ですが廃油を燃料にするタイプの廃油ストーブというものもみられます。家庭用でも10畳~30畳用と大きな部屋用のものが多く、今ではあまり一般家庭では使用されることはなく、北海道や北東北の一部の寒冷地での使用に限定されているのが現状です。

一般家庭で最も利用されている「芯式」の石油ストーブ



すでにご紹介したふたつのタイプは、近年では一般家庭で使用されていることはあまり多くありません。現在、一般家庭で最も多く使われているのは、3つ目の「芯式」と呼ばれるタイプです。家電量販店に売っているもののほとんどはの「芯式」の石油ストーブになっています。
芯式の構造は、燃料筒の下部に露出した見えない繊維に灯油が付着し、毛細管現象で上昇する灯油を芯の先端で燃やし部屋を暖める構造となっています。毛細管現象とは、細い管状の物体の内側の液体が管の中を上昇する現象のことさします。そのため、灯油が芯を伝って、芯の先端を燃やしてその熱で暖めるという仕組みになっているというわけです。
芯式の最大の特徴にしてメリットでもある点は電源を必要としない点です。電気やガスなどが不要であり、動力源は灯油のみになっています。そのため、経済的にも非常に効率が良い方式であるといえます。災害等で停電してしまった際にも利用できるので便利です。また、シンプルな構造になっているのでほかの2つの方式と比べても故障することが少なく、運転時の音も非常に静かです。使い勝手がよく騒音なしに快適に使えるということも、現在もっとも普及するに至った要因の一つと言えるでしょう。

この記事に付けられたタグ

この記事が気に入ったら
いいね!しよう

最新情報をお届けします

記事を気に入ったらシェア!

合わせて読みたい

オススメの最新記事

この記事と同じカテゴリの相談

ログイン

新規登録はコチラ

カテゴリ


カテゴリ

サイトニュース

2016.5.16
「Nextでんき」をリリースしました。